潜入取材!コンビニのしごと 職場体験・見学会@セブン‐イレブン
ミドル・シニア世代のみなさん、こんな想いはありませんか?
✓健康的な生活を送りたい
✓リタイア後も社会とかかわりを持ち、社会に役立つ人でありたい
✓生活に張り合いが欲しい
✓いろいろな人と交流したい
✓自分の趣味をより一層楽しみたい
実はこの想い、新しい仕事を始めて実現した方々がいます。
その方々が働くのは、「近くて便利」のキャッチフレーズでお馴染みのセブン‐イレブン。みなさん一度は利用したことがあるのではないでしょうか?
今回取材させていただいたのは、11月27日(金)にセブン‐イレブン長岡呉服町店で開催された、【コンビニのしごと 職場体験・見学会】です。
【コンビニのしごと 職場体験・見学会】って?
55歳以上の方を対象として、仕事内容の説明や実際のレジを使った操作体験、店内での作業体験を行う体験会です。
「コンビニは若者の仕事」というイメージを持たれがちですが、実はシニア世代で活躍されている方がたくさんいます!そして、店舗側もシニア世代の方が働いてくれるのを期待しているんです。
実際の体験・見学会の様子と併せて、なぜシニア世代が求められているのか、ご紹介します!
コンビニの仕事はどんなものがあるの?
コンビニの仕事には、レジ操作や接客、品出し、鮮度管理など複数あります。1人の「お客さま」として来店するだけでは見ることのできない仕事を見て、体験することができるのがこの職場体験・見学会のメリットです。
それでは、実際にどのような体験・見学ができるのか見ていきましょう!
スキルや知識以上に大切!「あいさつ」と「言葉遣い」
見慣れた緑色の制服に身を包み、体験・見学会スタートです!
体験会・見学会の序盤に、前方の壁にプレゼンテーション資料を投影して仕事の内容の説明があり、コンビニの仕事の中で、お客さまとのコミュニケーションの大切さについてお話がありました。
お客さまからいただく誉め言葉として、一番多いものは何だと思いますか?
レジの速さでしょうか?それとも袋詰めの速さでしょうか?
もちろんこれらも大切な要素ですが、実は「あいさつ」が約4割もの比率を占めているそうです。
そして、お客さまから指摘を受ける事項として一番多いのも「あいさつがない」「言葉遣いが悪い」ということ。
つまり、お店のイメージに直結する要素、そしてお客さまに気持ち良く買い物をしてもらえる要素として一番大切なものが「あいさつ」や「言葉遣い」なんですね。特別なスキルや知識よりも、気持ちの良いあいさつ、丁寧な言葉遣いが求められています。
そのため、若者の仕事と思われがちなコンビニですが、シニア世代の丁寧さや真面目さは重宝されるそうです。
実際のレジ操作で不安を払拭!
コンビニの仕事と聞くと、「レジ操作が難しそう」という不安が頭をよぎる方も多いと思います。実際に働くシニア社員の方々も最初は不安に思われていたそうです。
そんな不安に感じるレジ操作を実際に体験できます!
今回体験できたのはこちらのセミセルフレジ。
店員が行う作業はバーコードの読み取り・液晶画面の操作・個数の入力のみ!支払い作業はお客さまが行うセミセルフ式のため、お金の受渡の不安がないレジなんです。
実際に体験の様子を見ていると・・・
▽分からないところはスタッフが丁寧に指導
▽操作を間違うと音で知らせてくれるため、実際の業務も安心
▽似たような商品も画像付きだからわかりやすい
「カップヌードルを2つ、唐揚げ棒を2本、缶コーヒーを1つ、やっぱり唐揚げ棒1本キャンセル・・・」
など、実際の接客を想定した問題に挑戦しながらの操作体験を通して、最初は戸惑いながら操作していた方も、見る見るうちに操作のスピードが上がってきました!
算出された合計金額を答える声も徐々に大きくなり、自信の表れを感じました。
実際に体験することで「自分には難しい」という不安を取り除くことができますね。
鮮度管理とフェイスアップ!店内での仕事を体験
レジ操作以外の仕事も体験することができます。
鮮度管理は、飲み物や食べ物、アイスなどそれぞれ一番おいしい状態を保つ温度が異なるため、各ケースが適切な温度に設定されているか確認する大切な仕事です。
温度が表示されている液晶画面を探しながら、チェック表と照らし合わせて一つ一つ点検していきます。
もう一つお客さまに商品を買っていただく上で大切な仕事が、フェイスアップという作業です。
フェイスアップとは、商品の顔である正面が常にお客さまに見えるよう整える作業のこと。キレイに並べられた商品は購買意欲を高めるそうです。
家事を得意とする方には、親しみやすい作業かもしれませんね。実際に店内を移動する際、さっと商品を整える参加者の方もいらっしゃいました!
こういった丁寧さや気配りが、シニア世代の方に働いてほしいと思われるところかもしれませんね。
「こんなにたくさんの商品の置き場所を覚えるのは大変」
という不安も聞かれましたが、バックヤードを覗いてみると・・・
配送されてくるときに、陳列する棚ごとに商品がまとめられているため、箱に貼られているどの棚に入れる商品なのか示している表を見ると陳列すべき場所が一目瞭然。
商品を置くべき場所を細かく覚えなくてもスムーズに作業ができるのは安心ですね。
セブン‐イレブンで働くシニア社員の声
セブン‐イレブン・ジャパンのホームページでは、全国で活躍するシニア社員の声を紹介しています。
(>セブン‐イレブン・ジャパン スタッフの声)
- 家にばかりいると、体がなまってすぐに老け込んでしまうと思い、健康のために、もう一度お仕事を始めました。
- 機械操作の覚えが悪くて(笑)。インターネット関係の支払いなど、特別なレジ操作があると、若いスタッフの手を借りることがよくあります。みなさん優しく助けてくれます。
- リタイアしても社会とかかわりを持ち、社会に役立つ人でありたいと思い仕事を始めました。充実したセカンドライフを送ることができています。
- 仕事が終わった後の趣味の時間は本当に楽しい!これまで生活で、なんとなく物足りなかったものが、セブン‐イレブンで働くことで埋まった感じがしています。
仕事を通して健康を維持したり、生活にメリハリがつくことで充実した毎日を送れるようになった方が多いようですね。
セブン‐イレブン長岡呉服町店の斎藤店長はこのようにお話されています。
「シニア世代の方は丁寧で真面目な方が多いですね。接客をすることが多い仕事のため、人生経験や豊富な知識でお客さまとの会話を通しておすすめを伝えるなど、売上向上にも繋がっています。
機械を使うことも多いですが、一つ一つ丁寧に教えますので、シニア世代の方でも十分活躍できる環境です!」
まとめ:体験・見学会に参加することで新たな発見を
コンビニの仕事は接客、品出し、掃除、レジ打ちなど、複数の作業を組み合わせているため、実際に働く社員の声にもあったように、脳トレにもなり、健康維持に繋がります。
一人ひとりの都合にあわせてシフトを組み合わせているため、自分にあった働き方ができますし、店舗がたくさんあるため、通いやすい店舗を選べるのも魅力ですね。
「コンビニは若者の仕事」というイメージが体験・見学会を通して、「シニア世代が活躍できる仕事」ということを、感じることのできる体験会でした。
これから新しいことを始めてみようと思っている方、「仕事」をその選択肢の一つに入れてみませんか?
実際に体験会や見学会に参加することで新しい発見があるかもしれません!
ぜひ積極的に参加してみてくださいね♪
今回の体験・見学会を共催した新潟県生涯現役促進地域連携事業では、様々な仕事セミナーを行っていますので、参考にしてみてください。(>新潟県生涯現役促進地域連携事業)
今回の取材先
(記事公開時の情報)
■店舗名 :セブン‐イレブン長岡呉服町店
■代表者 :斎藤瑞希 店長
■主催団体:(公社)新潟県シルバー人材センター連合会
■共催 :新潟県/新潟県生涯現役促進地域連携協議会/ハローワーク長岡